1948-12-22 第4回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
それについて、細かいことを今ここで申述べる暇がありませんが、そういう財源捕捉の努力をしないで、そうして非常に安易な大衆負担に直ぐなるところの煙草値上げをやることについては反対であります。それから反対の第三点は、配給煙草の値段を引上げても、必らずしも三十億收益が浮くということは保証できないと思うのです。「ピース」なども値上げした結果は賣れ行き不振である。
それについて、細かいことを今ここで申述べる暇がありませんが、そういう財源捕捉の努力をしないで、そうして非常に安易な大衆負担に直ぐなるところの煙草値上げをやることについては反対であります。それから反対の第三点は、配給煙草の値段を引上げても、必らずしも三十億收益が浮くということは保証できないと思うのです。「ピース」なども値上げした結果は賣れ行き不振である。
○天田勝正君 前の第二回國会におきましても、煙草値上げの問題が出ましたとき、実は社会党である我が党も内閣に入つておつても、尚且つ私共は席を立とうかとすら考えたときがあつた、併し國家財政全般から見れば、そうただ感情だけで動くわけにもいかんので、審議したわけなのですが、そのとき專賣局長官の約束は、配給煙草を殖やすということが先ず前提でございました、然るに今度値上げをするという御提案になつて、その半面に配給煙草
勤労大衆が挙げて大衆課税に反対し、鉄道運賃、煙草値上げに反対しておるときに、この人民の耳を塞さいで來たし、現に塞さいでおる國会議員の大多数がいることは、この輿論が殆ど國会において代表されていないことを意味しております。
「製造煙草の定價の決定又は改定に関する法律案についての提案理由説明」と、これを両方を照合いたしましてここで煙草値上げ絶対に反対の理由を申上げます。何故現在の煙草の値上げが不合理であるかということを御説明いたしたいと思うのであります。
又第三に專賣局の労働組合の諸君は、この煙草値上げに反対しております。併しながらその人達が若しもそれぞれ自分達だけの経営に関する新らしい負担の増徴を、これを軽減しようというふうに狭く物を考えて行きますならば、これは決して解決したい。例えば国鉄の從業員諸君に聞いて見ますと、國鉄の運賃値上げによりまして、彼らの実質賃金が直ちに下るのであります。
これが財源といたしましては、配給煙草値上げによる増収見込額十九億六千四百二十五万円、ひかり自由販賣による増収見込額六億八千一百万円、所得税癖攻見込額八億円、前年度剰余金二千九百七十四万円、以上合計三十四億七千四百九十九万円を充当するものであります。
今度の煙草値上げによる増收を図られたということは緊急止むを得ないにしても、何かどこかで打つべき手があつて、こういう場合に備える準備があつてよかつたのではないかと思うのですが、今でも遅くないのだから、何か考えて頂きたいと思います。
○波多野鼎君 先程政府委員からも申しておりましたが、今度の煙草値上げの問題については、政府の側でも多少手落のあつたことは認めておりますしこの委員会としては財政法第三條の精神を抱くまで活かしたいという希望も勿論持つておりますが、事実問題として予算編成上止むを得なかつた点もあるやうに思いますので、この多少手落を伴つた処置についての善後策は、政府側並びに衆議院側の動きもよく見極めながら考えて行くということにしたらいかがかと